2016年 3月16日
福岡県糟屋郡新宮町 相島にて
お天気 快晴
福岡県糟屋郡新宮町 相島にて
お天気 快晴
本日は彼岸の入り。
というわけで、またお墓です。
古代は「あへのしま」と呼ばれ、
江戸時代には朝鮮通信使が来日したとき
この相島で接待したそうです。
※あへ=饗・・・食事でもてなすこと。
いっしんに くさつむひとや ひがんいり
季語:彼岸入り
蓬の若葉が青々と、菜の花もやわらかく明るんでいます。
“お薄、差し上げます”
まずは献茶。
本日のお茶菓子は、竹鶴饅頭本舗の桜餅。
春月や海人の眠れる石の島
しゅんげつや あまのねむれる いしのしま
季語:春月
見上げると月が出ています。
“結構なお点前でございます”
“では、自服”
“おあがりにくうございました”
旅茶碗は小さくて、茶巾がうまく納まりません。
というわけで、臨機応変に。
というわけで、臨機応変に。
南方録の覚書三十二
「定法なきがゆえに定法あり」が、
心に響きます。
島北東部の浜に4~6世紀の積石塚(お墓)が海岸に沿って500mほど続きます。
伽耶系の土器も出土しているそうです。
踏み分けても踏み分けても石!
ときどき赤い標識が立っています。
これが無いと、見過ごしてしまいそうな塚もたくさん。
これが無いと、見過ごしてしまいそうな塚もたくさん。
石が積み重なった隙間に響くのでしょうか。
相島の石を踏むと木のような、
焼き物のような、軽い音がします。
焼き物のような、軽い音がします。
春の海あま積む石のかろかろと
はるのうみ あまつむいしの かろかろと
季語:春の海
この石の上を歩いていると、現世ではない、
あちらこちらにたくさんいます。
この島の猫はとても人懐っこい。
島に来る人は、釣り人と猫目当ての方が多いようです。
「猫のえさやりは禁止」の貼り紙がありました。
猫と遊びたい人は、猫じゃらしを持参されるといいですね(=^・^=)
積石塚へお出かけの際は、歩きやすい靴で。